軽量な新素材を使用した油圧トルクレンチのソケットやアタッチメント類の開発を進め、作業性の向上と業界への参入障壁の低下を目指しています。
近代風車の大型化により、風車のタワーやタービンを固定するボルトの大きさが従来の3倍以上に増加しています。
※FOMアカデミー内展示(東北ネヂ製造株式会社提供)
定期的な安全点検で必要とされるボルトの締め付けは高い締付け圧を要求されるため、使用される「油圧トルクレンチ」も大型化しています。
その結果作業性が悪化し危険性が高まっています。
主流の海外メーカートルクレンチのアタッチメントを製造している国内企業は皆無です。
鋳鉄やSUS以外の素材を使用した部品も皆無であり、次世代素材のCFRPによる複合素材(マルチマテリアル)での軽量化は作業効率と安全上、革命的なものです。
軽量化と共に実用に耐える強度のソケットにするために試作品を作成し、ねじり試験を行い改良を重ねています。